ポップ・デザイン
Pop Design ポップ・アート
ポップという言葉は1950年代にロンドンで作られ、その時代の「グッド・デザイン」が提供したものより、和らいだアプローチで、パッケージ、マンガ、テレビ、日用品等に表現され、1960年代になると、アンディー・ウォーホル、ロイ・リキテンシュタイン、クレス・オルデンバーグによって、アメリカにも普及します。
製品の様式化、大量生産、工業生産という流れとシンクロするように「使い捨て文化」の旗手として、光沢紙の雑誌等の後押しもあり、ポップ・デザイン(ポップ・アート)は急激に成長します。
多種の新種プラスティックを使い、明るい虹色や、大胆なフォルム、消耗性は、50年代の古典的な現代デザインと対極にあり、60年代に広まっていた「楽天主義」を反映して、アール・ヌーヴォー、アール・デコ、未来派、シュールレアリズム、オプ・アート、サイケデリック、東洋神秘主義、キッチュ、宇宙時代など、幅広い源と影響を受けあい、グッド・デザインや、モダニズムに異議を唱え、ポスト・モダニズムが成長する基盤となっていたようです。この時代の映画、アルバムジャケットなどはポップでサイケなものがほんとうに多いですね。そうポップ・デザインは「永遠」ではなく、直感が紡ぎ出す「一瞬」なのです。
1970年代初頭のオイルショックの頃には、デザインへの合理的なアプローチが必然となり、ポップ・デザインはハイテクや工芸等に変わっていくことになります。デザインは、まさに、時代、文化の息吹なのですね。
